2015年10月25日日曜日

自己愛的な人々(加藤チェック後) 第12章

12章 高知能な自己愛者

高い知能を備えていることと、学校での成績が優秀であり結果的に高学歴を有する、ということは必ずしも一致しない。本来は高い知能を備えるということは、自分自身についての洞察も深く、自分の振る舞いや他者との関係性に対する自覚が優れ、それだけ余計な人との葛藤や軋轢を避け、より賢明に振る舞うことを可能にするだろう。つまり彼の知能は自分や他人の幸福をそれだけ増すことに貢献するはずだ。
 ところが実際にそうではない場合が多い。高い知能を備えているということがその人の自己愛を高め、他人を見下し、傲慢な振る舞いを生むということがある。つまり「高知能のナルシシスト」というわけだが、彼らはどうやって作られていくのだろうか?


以下略