2011年12月19日月曜日

解離研究会が終わった

昨日(12月18日)は、JSSTD(日本解離研究会)の年次大会があり、これで今年の主なスケジュールは終わった。昨日は京都から松本雅彦先生にいらして戴き、ジャネについて語っていただいた。100年前に解離の概念について詳しく論じたジャネについて、その著作を丹念に翻訳して出版していらっしゃる松本先生の話は非常に含蓄があり、かつ興味深いものだった。長年精神分裂病(統合失調症)を中心とした精神医学の中で歩んでこられた先生が、そのキャリアの後のほうの時期に出会われたジャネの理論といかに対峙してこられたかというお話だったが、松本先生のような精神医学会の大先輩がジャネに取り組んでいらっしゃるお姿を見て非常に力づけられた。
昨日は奥田先生や柴山先生と久しぶりに会い、旧交を温めた形になったが、しばらくぶりに会った柴山先生はまた抜群に面白かった。彼ほど根が真面目なのに一見いい加減なスタイルをとる人も珍しい。私はそこに彼の中の shyness を垣間見る。彼のデッサン力もまた一段とさえていた。(似顔絵を描いてもらったのである。)
精神医学の世界での高田純次を目標としている私としても、ぜひ見習わなくてはならないと思った。
ということでこのブロクをまた使わなくてはいけない事情が生じた。なぜかよくわからないが、「ペルソナとパーソナリティ―人格の裏と表を考える」というテーマで急に書きたくなった。しかも一月の半ばまでに(どうしてこういう無理な話になるんだろう。いつもながら)。要するに裏表のある子をどのように考えるべきか、ということである。

表のある子

ある意味では私が出会う解離の患者さんの多くは表裏が多い子供とみなされていたと思う。(続く)