2011年6月13日月曜日

久しぶりの「まな板の鯉」

最近あまりネタが無いので、また自分ネタである。この間の人間ドックで引っかかって、今日は久しぶりの大腸内視鏡を行った。アメリカで2回、帰国してから一度やったことがあるので、これで4回目。改めてやって、この検査は大変だと思った。胃の内視鏡よりはるかに手間がかかる。胃の内視鏡なら、前日からの絶食ですむ。検査は午前中に住み、午後からは仕事が出来る。大腸内視鏡の場合は、数日前からの幾つかの食材の禁止、下剤の使用。前日は乳製品はダメ、うどんはいいがラーメン、そばはダメ、などとかなりうるさい。
当日の朝5時間かけて「腸を綺麗にする」作業があるが、これがまた大変。検査は当然午後から。結局一日がかりになる。仕事を休めばいいのだがそうもいかず、私は今日は早朝少し病院勤務をしてから家に帰り、それから1.8リットルのマグコロール(一種の下剤)を飲み干して、近所のクリニックでの内視鏡検査に望んだ。
私は実は内視鏡検査には密かな楽しみがある。「鎮静してください」とお願いすると、オピスタンとドルミカムの静注をしてくれる。オピスタンとは実は麻薬。ドルミカムは安定剤。合法的に麻薬が体に入る感覚を味わえるのはこの時しかない。オピスタンが入ると脳がクラクラしだし、夢ごこちになり・・・・次に気がついたときは検査は終わっているというわけだ。
ところが今日の先生は「私は鎮静はしない主義」だという。聞いてないよお。ということで、一気に検査が憂鬱になった。結局鎮静がなしなので、内視鏡の検査じゅうしっかり覚醒。自分の大腸の隅々までモニターで眺めながら先生の説明を聞くハメに・・・・。まあ特に悪いところはなかったので良かったわけだが。
今回大腸内視鏡をやってみて一つ発見した(思い出した)ことがある。前日の夜からの絶食ということになるが、意外に空腹は問題にならない。なぜならあまり色の付いていない液体やキャンディーなどは内視鏡検査の前まで接種可能だからだ。とはいえマグコロールで胃がパンパンになると、とても何かを食べたいとは思わなくなるが。