2011年1月18日火曜日

解離に関する断章 その9 挿絵をもう一枚描いてみた(へたっ)

DID(解離性同一性障害)の状態にあることとは、患者のいくつもの人格が一つの乗り物に乗っているようなものである。ここで乗り物、とは身体の比喩であるが、彼らはほかの交代人格と身体を共有していることはおおむね否定しない。ただしそれをコントロールする立場になったり、そこから外れたり、ということがおきていることについての自覚のレベルは、それぞれの人格で異なるようである。しかし彼らが常に乗り物の内部にいることは間違いない。そこで頻繁に登場する主要な人格を仮に10人程度とし、乗り物としてマイクロバスのサイズ程度のものを考えたが、もちろんさらに大型の車両を比喩として用いることもできる。